喘息アレルギー
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喘息・アレルギー診察
気管支喘息・アトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患は大変つらく苦しい病気ですが、医学の進歩によって着実に治療の方法は進歩してきています。
私どもの医院ではアレルギー学会などのガイドラインに沿った最新の理論的な診察を実践しています。
スギ花粉症の経口減感作療法
減感作療法はアレルギー疾患に対しての唯一の根治療法です。つまり、症状を改善させる対症療法ではなく、根本的な治癒をめざす治療方法です。従来の減感作療法は、原因物質(抗原)を薄い濃度から少しずつ皮下注射してゆき、抗原に対してのアレルギー反応をなくすことをめざす治療方法です。しかし、長い年月の間、繰り返し抗原液の皮下注射を受けなければなりませんので、医療機関に頻繁に通わなければなりませんでした。
最近になって、その抗原の投与を口から行う方法が承認されました。現在は経口の減感作療法の対象はスギ花粉症とダニアレルギーだけです。その療法の概要は、スギ花粉症であることが確認された人に、スギ花粉の抗原を薄い濃度から順に舌下に投与し、スギアレルギーの反応をなくそうとするものです。スギ花粉症以外のアレルギーを持っている場合には、改善を期待できないこともありますし、極めて稀なことではありますが、治療のための抗原投与で強いアレルギー反応が起こることもあります。また、経口投与ではありますが、少なくとも2~3年くらいの治療の継続が求められます。
このようなスギ花粉症の経口減感作療法を当院で実施しております。
採血検査
気管支喘息、花粉症、蕁麻疹、食物アレルギー等のアレルギー疾患の原因となる物質(アレルゲン)の検索を血液検査で調べることができます。すべてのアレルゲンに対する反応を調べる非特異的IgE検査(総IgE)に加え、アレルゲンごとのIgEを検査する特異的IgE(IgE RAST ラスト)があり、血液検査にて判定することができます。
特異的IgEで検査できる項目はハウスダスト、ダニ、花粉、動物、食物、昆虫などたくさんあり、数日で判定することができますが、陽性と出た場合でも症状の原因と確定するわけではなく、「原因の可能性がある」とまでしか判明しません。
判定の程度と症状から原因を特定し治療方針を決めていきます。アレルゲンの有無を確認するためだけに検査をするのは望ましくなく、治療を要する症状を認める場合に保険適応として検査を検討致しますので、お気軽にご相談下さい。